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この頃また超人ロックという漫画をよく読んでます
主人公は超能力を使うことが出来る
ロックという青年
と言っても不老不死という設定なので
何千年もの時を生きる…壮大と言えば壮大なものです
こう書くと…超能力を意のままに操り
敵対する勢力と相対する
そんな図式のように思えど
実際は…極めて常識的な方法で戦いを進めるも
切羽詰まってしまい…どうしても必要なとき
この超能力を使う
この点がもどかしいと取るのか
それとも奥ゆかしいと思うのか
少年ジャンプのことを否定する訳ではもちろん無いのです
けど
友情…努力…勝利…この地点からは随分かけ離れたもの
読み手を選ぶ漫画…そう言えるのかもしれません
しかし追い詰められる中にも
最後に繰り出す必殺技は…とんでもないと思うもので
何だか超能力漫画というより…水戸黄門の印籠を思わせる
なので特定の人にニーズは確実に掴むことに成功してると
思われ
そこが長きに渡る連載になってると思います
抜群の画力…緻密なSF考証など…超能力を売りにせずとも
問題無いように思うも
人間ドラマを主題としているので…あくまでそれに付随
するもの…必要なのかどうか疑問に感じたことはありま
したが
ではこれらのもの全て取り去ってはどうなのか
そうすると全く成り立たないと思うところが
この漫画の凄いところだと思います
迫害されるエスパーというのは…いじめなどの社会問題と
どこか相通ずるものがあると感じますし
登場する帝国という組織は…銀河コンピューター
通称ライガー1というものに統括され
その力を維持しようとする人々
時には同調し…しかし最後は敵対し…このライガー1を
破壊するロック
これは…進化する人工知能と天才と呼ばれる人々との
争いを事前に察知し…最後に主導権を握るのは
やはり人間でないといけない
そんなメッセージが込められたものだと
関係無いように思えど…では全く別問題なのかと言われたら
そうでないと思わざるを得ないです
こうして書いてみるとガチガチの硬派な漫画を連想される
かもですが
ギャグを入れられるところはゆるい雰囲気ですし
単行本1冊で完結している漫画なので
非常に読みやすい作品と思います
作者である聖さんは一生涯この漫画を描いていくと
公言なさってます
この漫画について評論じみたことを述べるのは
ナンセンスである
何故なら…物語が続く限りこの作品は未完であり
作者の筆が止まった時点で完結する
これは再発行された文庫本の最後に書かれた
同業者である人の弁なのですが
全くその通りだと思い…自分もこの最後を見届けるまでは
読み続け…ロックが持つ不思議な魅力
その深淵たる世界とご一緒したいと思います

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by sukokurage02 | 2017-06-25 13:43

亡き人への想いを綴っていきます