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連投ですが…
以前から好きな映画「ブレードランナー」のことについて
書きたいと思います
「2001年宇宙の旅」「エイリアン」などと肩を並べる
SF映画の金字塔…と呼ばれることも少なくない名画であることは
映画ファンの人なら誰でも知ってるようなことだと思います
ストーリーは…人類の力ではどうすることも出来ない
辺境での宇宙空間での危険な作業など…これらの作業に従事させるための
アンドロイド=レプリカントの製造に成功したものの
レプリカントが反逆を起こし…地球にやってくることに
そのレプリカントを処理する…ブレードランナーと呼ばれる
デッカード刑事との対決という…アクション映画とも取れる
話ではありますが
SF的考証も…何故レプリカントは生きるのか
こうした自我が芽生えてしまうのを防止するため
4年の寿命というものを設定し…それを知ったレプリカントは…
人とアンドロイドを見分けるためのテストを行う場面や
生体部品を組み合わせて出来るレプリカントというものは
やがて来るAI社会や…再生医療に対する警鐘でもある
そんな風に取れるような気も個人的にはしてますし
人が作ったものが…創造主である人に反逆を起こす
この映画は画面も終始暗い場面が多く…決して明るくない
近未来のビジョンというものを提示した
このことだけでも惹きつけられるものがありました
何故4年の寿命なのか…それを延命出来ないのか…
この疑問が執念に変わり…製造元であるタイレル社を追い詰めていく
レプリカント
デッカード警部との最後の戦いでは…追い詰められる以上
決着をつけざるを得ない…望んだ戦いではないというのが
伝わってくるように思いましたし
圧倒的な力でデッカード警部を追い詰めるレプリカント
そこに…人間の非力さ…限界さを見出したのか
自分たちだけが限界というものを抱えている訳ではない
そう感じたのか…戦いの最後…そこで4年の寿命を全う
したことに対し…後悔や怒りの感情から解放され
満足げな表情で機能を停止する
このラストシーンは何度見ても息が止まってしまいそうになって
しまいますし…また死生観のようなことを考えるに
題材となるものと思っています
親しい人もいつかは居なくなってしまう…でも漠然と
今を生きよう…と考えることも必要かと思いますが
重いテーマを取り扱うこの映画を見ることにより
より理解は深まるのではないのか…
そう考えたりもします

by sukokurage02 | 2018-04-21 06:31

日常あれこれ

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